王子保村(おうしおむら)は福井県南条郡にあった村。現在の越前市の南端、北陸本線・王子保駅の周辺にあたる。
地理
- 山岳 : 足谷山
- 河川 : 日野川
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、春日野村、白崎村、塚原村、四郎丸村、今宿村、下平吹村、中平吹村、国兼村、下温谷村、小松村、中村及び瓜生野村の区域をもって、王子保村が発足する。
- 1927年(昭和2年)2月7日 - 大雪(昭和2年豪雪)のため民家1軒が倒壊。死者3人
- 1954年(昭和29年)7月5日 - 武生市に編入する。
人口
『国勢調査概要 昭和10年』によれば、世帯数・人口総数は、610・3022。
経済
- 農業
『大日本篤農家名鑑』によれば王子保村の篤農家は山本、福田、出口、出口、高木、中村、今井、久野、寺尾、掃部などがいた。
交通
鉄道路線
- ハピラインふくい(2024年3月15日まではJR西日本、当時は日本国有鉄道。)
- ハピラインふくい線(当時は北陸本線)
- 王子保駅
- ハピラインふくい線(当時は北陸本線)
道路
- 国道8号
現在は旧村域を北陸自動車道が通過するが、当時は未開通。
出身人物
- 上郎幸八(貸金業、資産家) - 白崎村の農家出身で横浜で成功。貴族院議員上郎清助の養父。
脚注
参考文献
- 森田忠吉編『横浜成功名誉鑑 開港五十年記念』横浜商況新報社、1910年。
- 大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。
- 福井県編『国勢調査概要 昭和10年』福井県、1936年。
- 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 18 福井県』角川書店、1989年。
関連項目
- 福井県の廃止市町村一覧




