マフムード2世(Mahmud II、1105年? - 1131年9月10日)は、イラク・セルジューク朝の初代スルタン(在位:1118年4月 - 1131年)。
生涯
父は大セルジューク朝の第7代スルタンであるムハンマド・タパルで長男。1118年4月の父の死後、叔父のアフマド・サンジャルと分割する形で跡を継いだ。1119年8月にアフマドの西進を受けてイランのサーヴェの戦いで大敗した。継嗣の無かったアフマドは娘を与えて自らの後継者にし、事実上支配下に置かれたが、1131年に没した。
マフムード2世はスルタンとしての力量に欠けており、イラクの政情は安定せず、1127年にはザンギー朝が自立し、アサド族のマズヤド朝も勢力を拡大した。
脚注
参考文献
- 佐藤次高 『世界各国史 8 西アジア史 1巻』 山川出版社、2002年
- 永田雄三 『世界各国史 9 西アジア史 2巻』 山川出版社、2002年



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